「自分は非モテで、この先も恋愛なんて無理だろう」――そんな気持ちを抱えながらも、本当は諦めきれずにいる男性は少なくありません。
気づけば、何を変えたらいいのかも分からず、ただ時間だけが過ぎていく日々。恋愛や人間関係を完全に捨ててしまおうと考えたことがある人もいるでしょう。
この記事では、日本国内で非モテ男性がどれほど存在するのかというデータ、惨めさを感じる瞬間、非モテに共通する特徴、そしてそこから抜け出すための行動法を詳しく解説します。
かつての私がそうだったように、今まさに悩んでいる人が一歩踏み出せるきっかけになれば幸いです。
非モテの人はどれくらいいる?データが示す真実
株式会社リクルートが運営するリクルートブライダル総研が発表した「恋愛・結婚調査2023」では、20代から40代の未婚男性のうち39%が「現在恋人がいない、そして今まで一度も付き合ったことがない」と回答しています。数字に置き換えると、およそ10人中4人がこれまで交際経験を持ったことがないということになります。これは単なる一時的な恋人不在ではなく、これまで一度も恋愛関係を築いたことがないという状況です。
20代から40代といえば、学生時代を経て社会に出て、職場や趣味の場など出会いのきっかけが広がるはずの時期です。それにもかかわらず、約4割という大きな割合の未婚男性が交際経験ゼロであるというのは、多くの人が想像する以上に大きな数字ではないでしょうか。恋愛は「そのうちできるだろう」と軽く考えてしまいがちですが、実際には長期間恋人がいないまま時間が過ぎ、そのまま交際経験がないまま年齢を重ねてしまう人も少なくありません。
このデータから見えてくるのは、現代社会では恋愛経験の有無に大きな差が生まれてきているという現実です。仕事や趣味を優先したり、人付き合いの幅が限られていたり、恋愛以外の選択肢が増えたりと、背景は人それぞれですが、結果として恋愛未経験の男性は珍しい存在ではなくなっています。数十年前であれば「彼女がいない期間が長いのは珍しい」と思われたかもしれませんが、今ではそうした人たちが一定の割合を占める時代になってきているのです。
(引用元:リクルートブライダル総研「恋愛・結婚調査2023」)
非モテ男性が自分は惨めだと感じる瞬間
ここからは、非モテ男性が自分を惨めだと感じる瞬間について触れていきます。日常の中で、どんな場面でそうした気持ちが生まれるのか、一緒に見ていきましょう。
カップルや夫婦を目にしたとき
非モテ男性が自分を惨めだと感じやすい瞬間のひとつが、街中や電車内、公園などで仲睦まじいカップルや夫婦を見かけたときです。笑顔で会話をしていたり、手をつないで歩いていたり、肩を寄せ合ってベンチに座っている姿は、恋愛経験が少ない男性にとって強く心に残ります。特に、これまで一度も女性と付き合ったことがない場合や、長く恋愛から遠ざかっている場合には、「自分にはあの世界は届かない」という感覚が押し寄せます。
また、現実の光景だけでなく、SNSで流れてくる結婚報告やデートの写真も同じように心を揺さぶります。同年代や知人が幸せそうに笑っている姿を画面越しに見るたび、自分との違いを意識せざるを得ず、その落差が胸に刺さるように感じられるのです。こうした瞬間に、自分の状況を冷静に見つめざるを得なくなり、みじめさが一気に膨らむことがあります。
休日やイベントを一人で過ごすとき
非モテ男性が自分を惨めに感じやすい瞬間のひとつが、休日や特別なイベントを一人で過ごすときです。例えば、クリスマスやバレンタインデー、年越し、夏祭り、花火大会といった行事は、多くの人にとって恋人や夫婦と過ごすイメージが強くあります。そのため、自宅で一人きりで過ごしていると、自然と「自分も誰かと一緒にいたい」という気持ちが芽生えます。
特に、街中で手をつないで歩くカップルや、一緒にイベントを楽しむ夫婦を見かけたときは、その光景が胸に残ります。さらに、SNSで友人や同年代が楽しそうに過ごす写真や動画を投稿しているのを目にすると、「自分だけ取り残されている」という感覚が強まり、孤独感が一層深まります。本来、花火大会や夏祭りは一人でも楽しめるはずのものですが、世間に漂う「恋人と一緒に楽しむもの」という空気が、肩に重くのしかかってくる瞬間があります。
恋愛や結婚の話題についていけないとき
非モテ男性が自分を惨めに感じやすい場面のひとつが、恋愛や結婚の話題についていけないときです。職場での休憩中や友人同士の集まりでは、自然な流れで「彼女と旅行に行った話」や「プロポーズのエピソード」、さらには「子どもの成長」についての話が出ることがあります。
恋愛経験がほとんどない男性や、一度も女性と付き合ったことがない男性にとっては、そうした会話は共感できる部分が少なく、自分の体験として語れる話題が見つからないことも多いでしょう。
周囲が笑いながら恋愛や結婚生活の話をしている中で、自分は相槌を打つだけになってしまうと、会話に入り込めない疎外感がじわじわと押し寄せます。
しかも、その疎外感は「自分には経験が足りない」という劣等感と結びつき、胸の奥に重くのしかかります。恋愛や結婚はあくまで人生の一部でしかないはずなのに、周囲との経験の差がはっきりと浮き彫りになる瞬間は、想像以上に心に響くものです。
周囲の人から恋愛経験を聞かれたとき
非モテ男性が自分を惨めに感じる瞬間のひとつが、周囲から恋愛経験を直接聞かれたときです。飲み会や会社の歓送迎会、初対面の人との自己紹介で、「彼女はいるの?」「これまで何人と付き合ったことがあるの?」といった質問をされることがあります。
恋愛経験がまったくない場合や、極端に少ない場合には、正直に答えることが恥ずかしく感じられ、心臓がきゅっと縮むような感覚に襲われます。正直に答えれば驚かれたり、「意外だね」と軽く笑われたりすることもあり、その反応が冗談半分だとしても胸に刺さります。
なかには「自分はおかしいのではないか」という自己否定の気持ちを抱えてしまう人もいるでしょう。質問をした側に悪意がなかったとしても、恋愛経験のない男性にとっては、自分の弱点を突かれたような感覚になり、場の空気が急に重く感じられる瞬間です。
自分より見た目や条件が劣ると思っていた人が恋人を作ったとき
非モテ男性が自分を惨めに感じる瞬間のひとつが、「自分より見た目や条件が劣っている」と思っていた知人や同僚に恋人ができたときです。顔立ちやスタイル、学歴や年収など、あらゆる面で自分の方が上だと感じていた相手が、綺麗な彼女や優しいパートナーを連れている姿を見ると、心の中で強い劣等感が湧き上がります。
人はどうしても比較で物事を判断しがちです。自分より魅力が低いと感じていた人物が恋人を作ると、「自分はそれ以下なのか」という否定的な感情が一気に押し寄せます。その瞬間は、相手がどれほど努力を重ねてきたかや、人柄の良さに目を向ける余裕はありません。
代わりに、「自分は選ばれない存在だ」という自己評価が頭の中で膨らみ続けます。この比較意識が前向きなモチベーションにつながる人もいますが、多くの場合は自己否定のスパイラルを深め、ますます恋愛に踏み出す気力を失わせてしまうのです。
非モテの男性の特徴
ここからは、非モテ男性に共通する特徴について解説していきます。どんな性格や行動が恋愛のチャンスを遠ざけてしまうのか、一緒に見ていきましょう。
清潔感の欠如
非モテ男性の特徴として、もっともよく挙げられるのが清潔感の欠如です。髪が伸びっぱなしで整えられていない、服がヨレヨレでシワが目立つ、靴が汚れている、爪やひげの手入れがされていないなど、見た目の細部にだらしなさが現れます。
清潔感は「顔立ちが整っているかどうか」よりも、恋愛の初期段階で重視されやすい要素です。第一印象を大きく左右するため、相手と出会った瞬間に清潔感が欠けていると、「不健康そう」「一緒にいて気分が上がらない」という印象を持たれやすくなります。
どれだけ性格が良くても、見た目の清潔感が欠けていると、出会いの入り口でふるい落とされてしまう可能性が高まります。恋愛のスタートラインにすら立てないこともあるため、清潔感を意識することは外見磨きの中でも特に重要です。
自信のなさが表情や態度に出ている
非モテ男性の特徴としてよく見られるのが、自信のなさが表情や態度に表れていることです。自己肯定感が低く、自分に価値を感じられない状態が続くと、その内面が自然と外見や仕草に滲み出てしまいます。
例えば、姿勢が猫背で目線を合わせない、会話中の声が小さくて聞き取りづらい、笑顔が少ないといった行動は、自分に自信がないことを相手に強く印象づけます。こうした様子は、女性から「一緒にいても楽しくなさそう」「頼りなさそう」という評価につながりやすく、恋愛対象として見られにくくなります。
自信のなさの背景には、恋愛経験の不足や過去の失敗体験がある場合が多く見られます。しかし、意識して改善に取り組めば変えることは可能です。姿勢や目線、話し方といった小さな部分から整えていくことで、相手に与える印象は大きく変わっていきます。
コミュニケーションが一方的または消極的
非モテ男性の特徴としてよく挙げられるのが、コミュニケーションが一方的だったり消極的だったりすることです。恋愛は人との関わりの中で築かれていくものですが、会話のやり取りがスムーズにできない男性は、距離を縮めるのが難しくなります。
例えば、自分の話を一方的に続けてしまい相手の反応を見ない、逆に受け身すぎて相手から話を振られても「はい」「そうですね」など短い返答で終わってしまうなど、会話のバランスが極端になりがちです。特に恋愛初期では、テンポの良い会話や自然なキャッチボールが好印象に直結します。
また、相手への興味を言葉で示す質問や、感情のこもったリアクションが少ないのも非モテ男性に多く見られる特徴です。会話を広げるスキルを持たないと、せっかくの出会いも深い関係に発展しづらくなります。
出会いの場に行かない・行動量が少ない
非モテ男性の特徴としてよく見られるのが、出会いの場に足を運ばない、あるいは全体的な行動量が極端に少ないことです。恋愛は偶然ではなく行動の結果として始まることが多いにもかかわらず、「良い人が現れたら付き合う」という受け身の姿勢や、「どうせ自分なんて」という諦めの気持ちから、出会いのきっかけを自ら作らないケースが目立ちます。
マッチングアプリ、趣味のサークル、社会人向けのイベントなど、現代には出会いの場が多様に存在します。しかし、そうした場所に一度も参加しない、あるいはごく稀にしか足を運ばない場合、女性と接点を持つ機会が激減します。結果として恋愛の土俵に立つことすらできず、恋愛経験が積めない状態が続くのです。
さらに、恋愛経験の不足は自信の低下を招き、その自信のなさが行動をさらに制限するという負のループを生み出します。行動しない限り新しい出会いは訪れにくく、現状を変えるきっかけも得られないため、状況が長期化する傾向があります。
恋愛経験が少ないことによる勘違いや余裕のなさ
非モテ男性の特徴として、恋愛経験の少なさから生まれる勘違いや余裕のなさがあります。経験が乏しいと、少し優しくされただけで「自分に気があるのでは」と早合点してしまうことがあります。
また、相手から好意を示されても、その対応に慣れていないため気持ちが舞い上がり、落ち着いて行動できなくなるケースも多く見られます。結果として、急に距離を詰めすぎたり、逆に不自然に距離を取ってしまったりと、恋愛のバランスを崩してしまいます。
恋愛経験が少ない男性は、駆け引きや適度な距離感を保つことが難しくなりやすく、その態度が「がっつきすぎ」「温度差がある」という印象を与えます。こうしたギャップは相手の気持ちを冷めさせる要因となり、せっかくのチャンスを逃してしまうことにつながります。
非モテ 男性から脱却する方法
ここからは、恋愛経験が少ない男性が現状を抜け出すための具体的な方法を紹介します。行動や考え方を少し変えるだけで、恋愛のチャンスは確実に広がります。
見た目の改善
非モテ男性から脱却するための最初の準備として、まずは見た目の改善に取り組みましょう。見た目を整えるうえで重要なのは、清潔感のある印象を作ることです。そのためには、爪・ひげ・歯磨きといった基本的な身だしなみから始めるのがおすすめです。
爪は深爪になるまで切る必要はありませんが、伸びている部分はこまめに切りそろえましょう。ひげは無精ひげのままだと女性に好印象を与えられないため、必ず剃るようにします。歯磨きも毎日欠かさず行いましょう。口臭があると会話中に相手を不快にさせてしまい、キスを想像することすら難しくなります。
基本的な清潔感が整ったら、次は髪型です。床屋を利用している場合は、ホットペッパービューティーで5,000円以上の美容室を探してカットしてもらいましょう。おすすめはマッシュ系の髪型で、顔の欠点をカバーしやすく汎用性が高いのが魅力です。30代以降であれば、マッシュ系に加えてパーマをかけるのも良いでしょう。ホットペッパービューティーで「ソフトツイスト」と検索し、自分に似合いそうな髪型を選んでみてください。
服装に関しては、必ずサイズ感を意識し、自分の体型に合った服を選びましょう。GUやZARAといったブランドで揃えると、現在のトレンドから大きく外れる心配がありません。さらに、服はシワを伸ばして着ることが大切です。アイロンをかけずにヨレヨレのままでは、どれだけ良い服でも清潔感は損なわれてしまいます。
恋愛ノウハウを学ぶ
非モテ男性から脱却するために次は恋愛のノウハウを学びましょう。恋愛経験が少ない男性の中には、自己流の方法で女性にアプローチしてしまう人が多くいます。しかし、恋愛の世界には既に効果が実証されているアプローチ方法やデートの進め方が存在します。
例えば、会話の盛り上げ方や距離の縮め方、初デートでの振る舞いなどは、多くの恋愛コーチや心理学の研究によって「この方が成功率が高い」という形で体系化されています。これらのテクニックを理解し、実際の行動に取り入れることで、彼女ができる確率やデートが成功する可能性は格段に上がります。
今ではYouTubeやオンライン講座など、恋愛ノウハウを学べるコンテンツが豊富にあります。自分に合った情報源を選び、実践しやすい方法を一つずつ身につけていきましょう。学んだ知識を日常で試しながら、自分なりにアレンジしていくことで、より自然な形で恋愛に活かせるようになります。
出会いの場に参加する
恋愛ノウハウを学んだら、実際に積極的に出会いの場に参加しましょう。今の時代、探せば出会いのチャンスは豊富にあります。非モテの男性の中には「自分には出会いがない」と言う人もいますが、多くの場合は探していなかったり行動していなかったりすることが原因です。
出会いの方法には、マッチングアプリ・街コン・相席屋などがあります。マッチングアプリは、自宅や外出先など場所を選ばずに女性へアプローチでき、1日に何十人もの女性とやり取りできるのが魅力です。短期間で多くの女性とコンタクトを取りたい人には特に向いています。
街コンは、実際に女性と対面で話せるイベントです。女性との会話に慣れていない人やコミュニケーション能力を鍛えたい人には非常におすすめです。ただし、一人の女性と話せる時間は短く、挨拶程度で終わってしまうこともあります。それでも、数十人から100人規模の参加者が集まるため、出会いの母数を一気に増やしたい人には最適です。
相席屋は、1対1または2対2で30分程度じっくり話ができます。女性との会話を通じてコミュニケーション能力を深めたい人や、デートの予行演習をしたい人に向いています。ただし、会える人数は限られるため、母数を増やす目的であれば街コンのほうが有利です。それでも、30分間という長い会話時間は、本格的に女性と向き合う練習の場として大いに役立ちます。
恋愛ノウハウを実践する
非モテ男性から脱却する次のステップは、学んだ恋愛ノウハウを実践することです。マッチングアプリや街コンなどの出会いの場に積極的に参加して母数を増やしたら、その場で恋愛ノウハウを女性に対して実際に使ってみましょう。
恋愛ノウハウを動画や本で学ぶだけでは、それは単なる知識にとどまります。実際の場面で試し、失敗や成功を繰り返すことで初めて知識がスキルに変わり、自分のものになります。
恋愛経験がない男性は、恋愛ノウハウを学ぶだけで満足してしまうことが少なくありません。僕自身も30代まで恋愛経験がなかった頃、動画や記事で恋愛テクニックを学ぶだけで「あたかも活動している」気になってしまい、行動に移せずにいました。
この状態が続くと、いくら知識を増やしても彼女はできません。だからこそ、学んだ恋愛ノウハウは机上のままにせず、出会いの場で積極的に実践することを意識してください。
女性の反応をもとに改善を繰り返す
非モテ男性から脱却する最後のステップが、女性の反応をもとに改善を繰り返すことです。恋愛ノウハウを学び、出会いの場に参加して実践すると、必ず女性から何らかの反応やフィードバックが返ってきます。
その反応を通じて、自分に合う恋愛ノウハウと合わない恋愛ノウハウを見極めましょう。恋愛テクニックはすべての人に同じように効果があるわけではありません。会話のテンポや話題の選び方、デートの誘い方など、自分の性格やスタイルに合うものだけを選び取ることが重要です。
さらに、効果のあったノウハウも、より自然に使えるように改善を加えましょう。何度も試しながら精度を高めることで、自分に最適化されたオリジナルの恋愛ノウハウが形成されていきます。
そこまで到達すれば、自分が恋人を作りたいと思ったタイミングで行動できる状態になります。この段階に達したとき、真の意味で「モテる男性」へと近づくことができます。
非モテ男性は惨め!だから早く非モテの状態から脱却しなくてはいけない
今回の記事では、「非モテ男性が現状から脱却するためにはどうすべきか」というテーマで解説してきました。具体的には、日本にどれほど非モテ男性が存在するのかというデータ、そのデータが示す現実、非モテ男性が惨めさを感じやすい瞬間、そして非モテ男性の特徴や脱却するための方法について触れました。
非モテ男性は、日常の中でカップルを見たりなど惨めさを感じる場面も多く、女性からも恋愛対象として見られにくい傾向があります。こうした状態を放置しても、人生において得られるメリットはほとんどありません。
もし自分自身が非モテだと感じ、惨めな思いを抱えているのであれば、できるだけ早く現状を変える行動を起こしてください。何もせずに時間が経てば経つほど、その状況はあなたの人生に大きな悪影響を与え続けます。
今回の記事が、非モテという現実を知り、どのようにその状態から抜け出せばいいのかを考えるきっかけになれば嬉しく思います。行動を起こすことで、未来は必ず変えることができます。
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